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コンサルタントの提言

多品種少量生産の原価管理とは?労働者不足・低生産性の中でも出来る事

キヤノンITソリューションズ株式会社

農林水産省の食品産業戦略会議(平成30年度)の中で、食品製造業における労働力不足に対する克服ビジョンの検討がされております。この中で食品製造業は全産業と比較して1.5倍の欠員率であり、人手が慢性的に足りていない現状があげられております。さらに工程別の調査では「原料処理」、「食品製造・加工」、「鮮度管理・品質保持」、「計測・分析・検査」、「包装・充填」、「保管・搬送・移動」、「その他」とある中で、「原料処理」、「食品製造・加工」、「包装・充填」に対する機械化導入率が他よりも高いにも関わらず、人手も多く集中しているという調査結果が紹介されています。これはある程度、人による目や手作業に頼らざるを得ないという現状があるためです。経済産業省の工業統計表(平成26年)による労働生産性では、食品製造業は全産業平均の約7割程度であり、製造業平均でも約6割の低水準で低迷していると指摘されています。その理由としては食品製造業が多品種少量生産という形態で労働集約的な作業が多い点があげられています。

多品種少量生産では人手がかかるにも関わらず、労働力不足が進み、労働生産性に課題があるという厳しい事業環境の中で、事業を継続していくために儲けていかなければなりません。そして経営者の一番の関心はそこにあります。そのため多くの製品を生産していく中でも、どの製品がどのくらい儲かっているのか把握しなければなりません。そして儲かっていないものがあれば儲かるように様々な点で見直す必要があります。それが出来なければ、知らず知らずのうちに企業体力が奪われていきます。そのため、製品ごとに儲けを把握するのはとても重要なことです。それでは具体的にどうしたらいいのでしょうか。

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