キヤノンの MREAL が 映像体験の 常識を変える
MREAL × MIRAI VALUE
新しい映像体験
それは
現実世界に仮想コンテンツを融合するMixed Reality
わたしたちに 楽しさ、便利さ、感動 を提供します
フルCG映像のVRとは違う、
リアルな心地よさ
仮想空間に、実在する
自分をリンクさせる
あなたはどんな体験をしたいですか?
エンターテインメントショー
Entertainment Show
Syn : 身体感覚の新たな地平Rhizomatiks x ELEVENPLAY
2023年10月6日(金)、虎ノ門ヒルズ「ステーションタワー」の最上部に新しい情報発信拠点「TOKYONODE」が誕生しました。そのオープニングイベントにて、アーティスト・真鍋 大度とエンジニア/アーティスト・石橋 素が主宰するクリエイティブチーム「Rhizomatiks」×演出振付家・MIKIKO率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY」による没入型パフォーマンス「“Syn : 身体感覚の新たな地平”」が披露されました。
本パフォーマンスの演出にあたり、MR用ヘッドマウントディスプレイ「MREAL X1」が採用され、14台のMREALおよびシステム協力をしました。「MREAL」の特長である、現実映像とCG映像を違和感なく融合させる技術は、本作品の壮大な物語の中で高い臨場感と創造的な空間を提供します。
フルCG映像のVRでは味わえない、現実のピアノと水面の波紋とCGで合成されたダンサーの動きが見事に融合されています。
「Rhizomatiks」×「ELEVENPLAY」が描く世界と、キヤノンの技術が融合した先進のパフォーマンスを多くの方にご体験いただきました。
MREAL
採用のポイント
真鍋 大度
ライゾマティクス 主宰
株式会社アブストラクトエンジン 取締役
今回の作品は、肉眼で見た際にも展示が成立するように設計しました。この作品には自動演奏のピアノを使用しており、肉眼で見ると誰もいない状態でも鍵盤が動いています。しかしMREALを装着すると、そこにピアニストが現れたり、ダンサーやその影だけが見えるという仕掛けがあります。これは、来場者のいる会場にもう一つの世界が存在するかのような感覚を生み出すために、MR技術を活用していました。
この作品で特に重視したのは、仕掛けや演出において、MREALは着脱が容易である点です。VRと異なり、MRの魅力は現実世界が基盤となっており、そこに情報を追加し、拡張することにあります。そのため、現実と仮想の境界線をどのように扱うか、境界線を意識しながら、工夫をしました。
体験者
インタビュー
体験者30代女性
ピアノに合わせて影が踊っているという現実空間だけでもきれいだなと思いましたが、MREALをのぞくとそこにはダンサーが踊っている姿が見え、現実空間の影とリンクしている!それに大変驚きました。
バーチャルな要素が現実にリンクすることで、デジタルとアナログの境界があいまいに感じられ、不思議で刺激的な体験でした。
手持ちのMREAL機器は持ちやすく、自分の見やすい角度に簡単に合わせられたのでとても体験しやすかったです。
このような技術の発展により、娯楽やコミュニケーションのあり方がどんどん変わっていくのだろうなと未来への可能性を感じました。
展示会
Exhibition
JAPAN MOBILITY SHOW 2023Out of KidZania in JMS 〈Honda〉
2023年10月28日~11月5日に開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(JMS 2023)」にて、子供たちがモビリティに関わる職業を体験できる「Out of KidZania in JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が実施されました。
日本を代表する自動車メーカーや自動車関連企業とキッザニアが連携し、車のデザインやエンジニア・職人の技など、ここでしか体験することができないモビリティに関わる多彩な11種類のプログラム(職業体験)を小学生向けに提供されました。
その中で、本田技研工業(Honda)株式会社さまのコーナーにて、MR(Mixed Reality)の技術を使い、パワープロダクツ製品(除雪機)の性能を確認し、改善提案を考える「商品の研究開発の仕事」プログラムの中で、キヤノンのMRシステム「MREAL」をご活用いただきました。
※MREALは、通常、お子さまを対象とした製品ではございません。本活用シーンは、イベント内のアトラクションの一部として、保護者の許可のもと、短時間で特別にご体験いただきました例です。
JAPAN
MOBILITY SHOW
2023
JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)は、モビリティ産業に関する最新の技術やデザインについての情報を紹介する、日本自動車工業会(JAMA)主催の日本の見本市。2019年まで開催されていた東京モーターショーの後継イベントです。
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(JMS 2023)」会場内に、カーモデラ―やメカニックなど、クルマに携わるさまざまな職業を体験できる「Out of KidZania in JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が実施されました。
MREAL
採用のポイント
弊社デザイン部門が子供向けにイベントで活用している様子を見て、実際に体験させてもらい、エンターテイメントとしての可能性を感じました。実際に動きと連動をさせることができれば、新たな体験価値の構築ができると考えました。
今回のイベントにおいて、体験者の反応は狙い通りでした。子供たちが除雪体験として素直に受け止めていたし、その体験自体を楽しんでいました。特にパワープロダクツ商材の「接点づくり」や「体験の場づくり」というのは課題であるため、その一つの手法としての可能性を見いだせたと思います。「あれもしたい!これもできる!」というように頭の中でアイデアが溢れています。MRシステムは、そう感じさてくれるポテンシャルのあるシステムですね。
観 光
Tourism
京都 大本山 建仁寺The Oldest Zen Temple Kenninji
キヤノンは、2022年10月15日(土)から10月30日(日)まで、京都府の大本山 建仁寺において、映像体験イベント「ヨルZEN(禅)-自然と共生する日本-」を開催しました。
プロジェクションマッピングによる国宝「風神雷神図屏風」、拡張現実(Augmented Reality:AR)による天井画「双龍図」、複合現実(Mixed Reality:MR)による枯山水「大雄苑」 3つの映像体験型コンテンツがあり、枯山水「大雄苑」の体験エリアにて、キヤノンMRシステム「MREAL」を採用しました。
枯山水は水を使わず、石や砂などで表現するため、見る人の心の風景を投影する余地が生まれます。複合現実によって、CGの枯山水を重ねて映像化し、禅の世界観をモチーフとした神秘的な世界観をご自身の心で読み解くストーリーをご体験いただきました。
ヨルZEN
キヤノン×文化財
映像体験プロジェクト
京都府の臨済宗大本山 建仁寺において、映像体験イベント「ヨルZEN(禅)-自然と共生する日本-」を開催しました。
日本の文化財の魅力を、できるだけわかりやすく届けたい。年齢や国籍をとわず、これまで日本文化にあまり親しみのなかった人にもそのおもしろさを伝えたい。そうした思いからこのイベントが行われました。
プロジェクションマッピング(映像投影)、AR(拡張現実)MR(複合現実)これら3つの映像テクノロジーによって文化財たちが動き出す、これまでにない映像体験という新しい文化財の鑑賞方法をお楽しみいただきました。
ヨルZEN(禅)
-自然と共生する日本-
コンテンツ制作には、CG-ARTS、演出家のタグチヒトシ氏(GRINDER-MAN)および株式会社ライノスタジオが協力。
※ CG-ARTSの詳細は、こちらをご覧ください。
CG-ARTS ホームページ:
https://www.cgarts.or.jp/
※ タグチヒトシ氏の詳細は、こちらをご覧ください。
GRINDER-MAN ホームページ:
https://grinder-man.com/
※ 株式会社ライノスタジオの詳細は、こちらをご覧ください。
ライノスタジオ ホームページ:
https://www.rhino-studios.com/
研究
Research
東京大学 大学院 情報理工学系研究科
五十嵐研究室Perfect Fit
東京大学 大学院 情報理工学系研究科 五十嵐研究室は、キヤノンMRシステム「MREAL」を用いて「拡張現実(Augmented Reality, AR)の衣服デザインシステム」の研究プロジェクトを行いました。本プロジェクトは、拡張現実(AR)・複合現実(Mixed Reality, MR)の特徴を活用した取り組みです。個人の体型に基づいて衣服をフィッティングするための衣服デザインシステムを制作するにあたり「MREAL」が採用されました。
本システムは衣服をオーダーメイドしようとするお客さまに仮想衣服を着させ、MREALを被ったデザイナーが自由な角度から衣服の装着状態を確認できます。さらに様々な衣服編集機能を使用してリアルタイムに調整することもできます。
拡張現実
(Augmented Reality, AR)の
衣服デザインシステム
昨今アパレル産業における標準サイズの大量生産は、個人の体型の違いが考慮されていないため、過剰生産・過剰在庫、廃棄による地球環境への影響もあり、深刻な問題となっています。
しかしながら、従来のオーダーメイドのフィッティングプロセスは、時間と労力がかかり費用もかかります。
本システムを活用することにより、購入者は仕立て屋のような衣服カスタマイズを楽しむ没入型体験ができます。さらにアパレル業界の過剰在庫問題の解決にも貢献することが期待されます。
SIGGRAPH Asia 2023
本プロジェクトの研究結果は、2023年12月12日(火)から2023年12月15日(金)にオーストラリアのシドニーで開催された「SIGGRAPH Asia 2023」にて発表され、「Best XR Demo Award」を受賞しました。
※ プロジェクト紹介ページ:
https://www.aki7.jp/perfect-fit
※ SIGGRAPH Asia 2023
ホームページ:
https://asia.siggraph.org/2023/
※ 写真提供:東京大学 大学院 情報理工学系研究科 五十嵐研究室