制御マクロ

Q 各マクロの設定数に限界値はありますか? (全般)開く

あります。
限界値は以下のとおりです。
XACTIV2:1つ
XUST:XACTIV2マクロ配下に1~無制限
XLINE:(全銀TCP手順)XACTIV2マクロ配下に1つ
     (全銀手順、JCA手順)1つのXUSTマクロ配下に1~2999
     (その他の手順)XACTIV2マクロ配下に1~2999
XLINK:1つのXLINEマクロ配下に1~2999
XFILE:1つのXLINKマクロ配下に1~無制限
その他のマクロでは無制限です。
ただし、マクロ定義数が増加すると、オンラインが稼動するアドレス空間のメモリサイズも増加します。

Q 重複した記号名を指定できますか? (全般)開く

1つの制御マクロ内の記号名は重複しないように指定してください。
記号名が重複しているとアセンブル・リンクでエラーになります。

Q BUFF=パラメータにはどのような値を設定すればよいですか? (XLINE)開く

該当回線を使用して伝送する、最大伝送テキスト長よりも大きな値を設定してください。
BUFF=パラメータ値を超える送信および受信処理を行うことはできません。
XLINKマクロで、伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ)の設定を変更した場合、BUFF=パラメータには伝送テキスト長以上の値を設定しないと送信処理はエラーとなります。

Q BUFF=パラメータ値を大きくした場合、他の通信処理に影響はありますか? (XLINE)開く

影響はありません。ただし、オンラインが稼動するアドレス空間のメモリサイズが増加します。

Q 専用線(LINE=LEASED)定義の場合、LINEID=パラメータに代替回線定義を指定できますか? (XLINE)開く

専用線では、代替回線定義の指定はできません。アセンブル処理でDEX117のエラーになります。

Q 代替回線機能を使用するにはどのように定義を作成すればよいですか? (XLINE)開く

以下のように定義します。

XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC1,BSC2,BSC3)
XLINK ・・・・・
XFILE ・・・・・
XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC2,BSC1)
XLINK  ※1 
XFILE  ※1
XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC3,BSC1)
XLINK  ※1
XFILE  ※1

※1 伝送で使用しない架空の値を指定した、必須パラメータを設定してください。

BSC1の回線を利用した2次(発信)局処理の場合、BSC1が使用中であればBSC2を、BSC2も使用中であればBSC3を使用して、BSC1配下のXLINKマクロおよびXFILEマクロの定義で伝送を行います。
1次(着信)局処理の場合、BSC1、BSC2、BSC3のいずれの回線に着信しても、グルーピングされたBSC1配下のXLINKマクロおよびXFILEマクロの定義で伝送を行います。

Q 全銀TCP手順、および全銀手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)に「2K」と指定した場合、伝送テキスト長は必ず2Kバイトで送信しますか? (XLINK)開く

2Kバイト以内で送信します。
伝送テキスト長は、以下の計算式で求めます。
(レコード長×1伝送テキストに格納できるレコード件数)+TTC(5バイト)
例:全銀TCP手順で、伝送テキスト長2Kバイト、レコード長128バイト(XFILEマクロ LRECL=パラメータ)、固定長(XFILEマクロ RECFM=FB)の定義で、送信レコード100件を伝送する場合、伝送テキスト長は、以下のようになります。

1~6テキスト  :
(128(レコード長)×15(格納できるレコード件数))+5(TTC)=1925バイト

7(最終)テキスト:
(128(レコード長)×10(格納できるレコード件数))+5(TTC)=1285バイト
※全銀TCP手順、全銀手順では、必ずTTC(5バイト)が含まれます。
※1 伝送テキストに格納できるレコード件数は、以下の計算式で求めます。 (伝送テキスト長-5(TTC))/レコード長

Q 全銀手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)より長いレコードを送信する場合、伝送テキスト長は何バイトで送信しますか? (XLINK)開く

伝送テキスト長に指定した値で、ETB分割して伝送します。 ただし、最終テキストの伝送テキスト長は、レコードの残りバイト数になります。

Q 全銀TCP手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)より長いレコードを送信する場合、伝送テキスト長は何バイトで送信しますか? (XLINK)開く

伝送エラーとなり、DEXM1531Aのメッセージを出力します。
全銀TCP手順では、1レコードをETB分割して伝送することができません。

Q 全銀TCP手順のLACK=パラメータ値は、相手先と合わせる必要がありますか? (XLINK)開く

合わせる必要はありません。
LACK=パラメータ値は、受信側の設定値が有効となります。

Q XLINKマクロにCONNECT=SINGLEを指定すると、どのように動作しますか?(XLINK)開く

以下のように動作します。
・全銀TCP手順の場合
 サーバ・クライアントを問わず、同一相手先に対して、一時点で開 設することのできるコネクションを1つに限定します。
・全銀手順、JCA手順の場合
 XLINEマクロで代替回線の指定を行っている場合に、同一相手先と確立するコネクション数を1つに限定します。
 XLINEマクロで代替回線の指定を行っていない場合は、
 CONNECT=SINGLE指定の有無に関わらず、同一相手先と確立するコネクション数は1つとなります。

Q XLINKマクロにCONNECT=SINGLEを指定している相手先との伝送中に、異なるデータIDの伝送処理を行うと、どのように動作しますか?(XLINK)開く

以下のように動作します。
・ディスパッチ処理の場合
 ディスパッチ伝送条件が成立していても、
 先の伝送処理が終了してコネクションが解放されるまで、伝送処理は開始しません。
・STARTコマンド入力の場合
 コマンドBUSY(DEXM129Aメッセージ出力)となります。
 先の伝送処理が終了してコネクションが解放されてから、STARTコマンドを再度入力してください。

Q NEST=YES指定時の動作を教えてください。 (XFILE)開く

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)の指定により動作が異なります。
・TYPE=XMIT指定のXFILEマクロにNEST=YESを指定している場合
 送信処理の際に、複数の送信ファイルがカタログされていると、1つの伝送ファイルとして送信します。
 例:  送信側          受信側
    TRS-WAIT 10件
    TRS-WAIT 10件  →  RCV-WAIT 30件
    TRS-WAIT 10件

・TYPE=RCV指定のXFILEマクロにNEST=YESを指定している場合
 受信後のアンカタログ処理の際に、複数の受信ファイルを1つの伝送ファイルとしてアンカタログします。
 例: 受信ファイル        アンカタログ先ファイル
    RCV-WAIT 10件
    RCV-WAIT 10件  →  RCV-END 30件
    RCV-WAIT 10件

Q 異なるXLINKマクロ配下で、ファイル名が重複していても問題ありませんか?(XFILE)開く

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)に関係なく、重複していても問題ありません。

Q 1つのXLINKマクロ配下で、ファイル名が重複していても問題ありませんか?(XFILE)開く

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)が異なる場合、重複していても問題ありません。
 
送受信タイプが同じ場合、以下のような動作となります。
・2次(発信)局の場合
 STARTコマンドに指定したデータIDに紐づいたファイル名で伝送処理を行います。
・1次(着信)局の場合
 制御マクロの定義順にファイル名を検索し、最初に合致したファイル名
 のXFILEマクロ情報を参照するため、意図した伝送処理ができない場合があります。

Q XFILEマクロにMODE=Tを指定した場合の透過モードとは何ですか?(XFILE)開く

カタログ処理で登録したデータ内容を、別の文字コードに置き換えることなくそのまま送信することです。
なお、MODE=Tを省略した場合でも、透過モードとして処理を行います。

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