産業オートメーション用ソフトウェア
新バージョン「AVEVA HMI/SCADA 2020 R2」を販売開始
- お知らせ
2021年3月26日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、英国 AVEVA社製 産業オートメーション用ソフトウェアコレクションの新バージョン「AVEVA HMI/SCADA 2020 R2」を2021年4月より販売開始します。
昨今、コロナ禍による市場の変化や消費者ニーズの多様化、生産体制の変動により、製造現場はこれまでと異なる課題が頻繁に発生しています。特に予見できない環境の変化により、工場の閉鎖や部材調達の遅れ、人の移動制限によるリモート操作の早期確立などで対策が必要です。
AVEVA社は、高いユーザービリティを誇る監視制御および管理ソフトウェアのリーディングサプライヤーとして世界市場を牽引し、世界中にソリューションを提供しています。キヤノンITSは、30年以上にわたりAVEVA社の販売パートナーとして、日本市場へAVEVA社の製品を提供し続けてきました。
新しくリリースされる「AVEVA HMI/SCADA 2020 R2」は、統合的に管理可能な産業用ソフトウェアとして設計されており「クラウド・Web・モバイルアプリ」を介して、各拠点とコントロールセンターをつなぎ、生産設備と生産工程を集中管理できる製品です。お客さまは、必要なソリューションを組み合わせて包括的な運用が可能です。
また今回「Edge to Enterprise」というサービスのポートフォリオを掲げ、各拠点をスムーズに連携させることにより、生産性向上や早期の意思決定、生産体制を柔軟に改善する統合運用を実現し、お客さまのデジタルトランスフォーメーションの促進に寄与します。
AVEVA HMI/SCADA 2020 R2の主なバージョンアップ概要
1.AVEVA InTouch 2020 R2
- InTouch単体でOPC UAサーバーとして動作
- 監視画面で使えるWebウィジェットを追加(Webブラウザー、QRコード スキャナー)
- InTouch Web機能の強化
- -セッション ユーザーごとに独立した変数を定義可能
- -Web描画時間および使用メモリーの改善
- -Web表示用SQLデータグリッドの提供
2.AVEVA Historian / AVEVA Historian Client 2020 R2
- 工学単位の自動変換機能
- Historian Client Webでのアラームグリッド表示
- アラーム/イベント履歴のデータソースとしてInTouchをサポート
3.AVEVA Edge 2020 R2
- AVEVAインダストリアルグラフィックでのタグブラウズのサポート
- AVEVAインダストリアルグラフィックのエクスポート対応
- モバイルアクセスの強化
- -トレンド表示での間接タグの利用
- -タグ変数によるトレンド開始時刻・表示期間の設定
4.AVEVA OMI 2020 R2
- レイアウト機能の強化
- 同一名グラフィックを動的に複数表示可能
- MapおよびPLC Viewerアプリの強化
内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
本件についてのお問い合せ先
● 報道関係者のお問い合わせ先
・キヤノンITソリューションズ株式会社
企画本部 コミュニケーション推進部 コミュニケーション推進課 03-6701-3603(直通)
● 一般の方のお問い合わせ先
・キヤノンITソリューションズ株式会社
エンジニアリングソリューション事業部 03-6701-3450(直通)
● IoT/FAソリューションホームページ:canon-its.co.jp/solution/fa/
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