内製開発を中心とした企業のデジタルビジネスシフトを加速させる
Web Performerアジャイル開発支援サービスを提供開始
- ニュースリリース
2020年6月1日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼CEO:東原 敏昭、以下日立製作所)と連携し、Web Performerアジャイル開発支援サービスを2020年6月15日から提供開始します。
デジタルトランスフォーメーション時代では、ビジネス環境の変化に俊敏に対応することが必要です。そのため、システム開発を行うにあたり、従来のウォーターフォール型開発スタイルのベースとなる上流工程で定義した要求を普遍なものとして捉える「要求の固定」を前提とせず、常に変化する状況の中では要求と優先順位は流動的なものと捉えて「評価と改善」を繰り返す反復的な仮説検証型の開発スタイルの一つである「アジャイル開発」が注目されています。また、産業人口が減少傾向にある中で多くの企業がデジタルビジネスシフトを進めることによりIT人材の確保がますます難しい状況になると推察されています。
このような状況に対応するため、キヤノンITSは企業の内製開発を強力に推進するWeb Performer(※1)と、幅広い分野の開発案件にアジャイル開発を適用し豊富な知見を有する日立製作所のアジャイル開発コンサルティングサービス(※2)を組み合わせた「Web Performerアジャイル開発支援サービス」の提供を開始します。
本サービスは、まずシステム企画フェーズとして、キヤノンITSと日立製作所が共同で策定した「アジャイル開発アセスメント」を用いて、お客さまとともに価値を創造するビジネステーマをヒアリングし、システムの最適な開発方法を提案します。続いてシステム構築フェーズとして、クラウドプラットフォーム「WebPerformer Cloud」を核としたアジャイル開発環境とリソースをワンストップで提供します。長年にわたり培ったローコード開発の経験や技能に基づく技術支援と、認定スクラムマスター(※3)によるコーチングにより、アジャイル開発手法でのシステム構築支援からプロジェクトへの定着化をサポートします。これにより、利用者のニーズに柔軟に対応したシステムを素早くリリースし「評価と改善」を繰り返すことができる組織、体制、ルールを整備でき、お客さまのデジタルシフトを加速することができます。
キヤノンITSは、「Web Performer」に関連するサービスを継続的に拡充することでローコード開発プラットフォームの市場拡大を図り、2022年までに50億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指します。今後も市場の動向やビジネスの変化に対応した機能とサービスを追加していく予定です。
Web Performerアジャイル開発支援サービスの特長
本サービスは以下の3つのメニューから構成されています。
- 1.Web Performerアジャイル開発プラットフォーム提供サービス
システム構築を迅速に開始するため開発に必要なソフトウェア、ツール(チケット管理ツール、構成管理ツール、コミュニケーション管理ツール 等)を提供します。本サービスは、アジャイル開発終了後に開発プラットフォームを自社に持ち帰り開発が継続できるなど柔軟な活用が可能です。 - 2.アジャイル開発コーチングサービス
認定スクラムマスター資格保持者をはじめとするキヤノンITSと日立製作所の経験豊富な技術者がアジャイル開発の代表的な手法であるスクラムを用いたアジャイル開発の導入および定着を支援します。 - 3.プロジェクトルーム提供サービス
アジャイル開発ではお客さまとプロジェクトメンバーが活発にコミュニケーションをとりながら協創することが重要となります。キヤノンITSの各拠点に設置するプロジェクトルームおよび、日立製作所のアジャイル開発コンサルティングサービスで提供される協創空間提供サービスで利用可能なプロジェクトルーム(※4)を利用することができます。プロジェクトルームに集合できない場合でも、本サービスがご提供するコミュニケーション管理ツールを活用することで円滑なコミュニケーションが可能となります。
株式会社日立製作所様からのエンドースメント
日立製作所は、キヤノンITソリューションズ様による「Web Performerアジャイル開発支援サービス」の提供開始を心より歓迎いたします。ローコード開発ツールを導入するお客さまが増えている一方で、アジャイル開発での活用に苦労しているお客さまも少なくありません。
今回の「Web Performerアジャイル開発支援サービス」で、アジャイル開発が適する案件の見極めからプロジェクトの完了までを支援することにより、お客さまがWeb Performerとアジャイル開発の導入メリットを十分に享受いただけるものと確信しております。我々は今後ともキヤノンITソリューションズ様と連携し、お客さまのデジタルトランスフォーメーションをサポートしてまいります。
株式会社日立製作所
アプリケーションサービス事業部
サービスソリューション本部 本部長
元山 厚
- (※1)
Web Performer
Web PerformerはGUIによる直感的な操作により開発期間を短縮し、Webアプリケーションの自動生成により品質の均一化を実現できる超高速開発(ローコード開発)プラットフォームです。2005年より販売を開始し、変化するビジネスニーズや多様なシステム環境に対応した機能強化を実施するなど、長年にわたる自動生成への取り組みが評価され、2015年から4年連続でシェアNo.1(*1)を獲得しています。 *1 株式会社ミック経済研究所「DX実現に向けたソリューション市場動向2019年度動向」 <『設計・コード生成型』ライセンス市場動向より> - (※2)
日立製作所 の「アジャイル開発コンサルティングサービス」
専門技術者によるアジャイル開発の導入教育や実践のコーチング、アジャイル開発の導入に伴う社内規約整備・標準化のコンサルティング、 セミオーダーメイドでプロジェクトルームと開発環境を提供など、アジャイル開発の導入から定着までをトータルに支援するサービスです。 - (※3)
認定スクラムマスター
スクラム関連の認定資格や研修プログラムを提供する国際組織Scrum Allianceが認定している資格です。 - (※4)
プロジェクトルーム
日立製作所が提供するプロジェクトルームは、日立製作所のSEが参画する場合にのみ利用できます。
「Web Performerアジャイル開発支援サービス」価格表
メニュー | サービス価格/月(税別) | 提供開始時期 |
---|---|---|
Web Performerアジャイル開発プラットフォーム提供サービス | 個別見積 | 2020年6月15日 |
アジャイル開発コーチングサービス | 100万円~ | |
プロジェクトルーム提供サービス | 個別見積 |
内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
本件についてのお問い合せ先
- 報道関係者のお問い合わせ先:企画本部 事業推進部 コミュニケーション推進課 03-6701-3603(直通)
- 一般の方のお問い合わせ先:SIサービス事業統括デジタルビジネス営業本部 デジタルビジネス営業課 03-6636-5470(直通)
- WebPerformer ホームページ:https://www.canon-its.co.jp/products/webperformercloud/
- ニュースリリースホームページ:https://canon.jp/newsrelease/
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