- コラム
リモートでアジャイル開発やってみた!
~プロダクトオーナーが語るアジャイルのポイント~
今回はスクラムチームの中でも、プロダクトの価値を最大化することに責任を持ち、プロダクトの方向性を決める舵取り役であるプロダクトオーナー(以下PO)に着目し、POの視点で感じたことについてご紹介します。
POとは
スクラム開発を成功させるためにPOの役割は重要です。なぜならPOは価値あるプロダクトを完成させるためのプロダクトバックログ(以下PBL)を管理し、スクラムチームをゴールへと牽引する存在だからです。
「プロダクトが提供する価値」を重要視するPOには「先見性」や「決断力」が求められます。
POの役割
- プロダクトの価値を最大化する責任を負う
- 効果的なPBLの管理と優先順位を決める
- プロダクトバックログアイテムが完成したか判断する
- プロダクトのビジョンを明らかにし、スクラムチームやステークホルダーに共有する
- 予算を管理する
実際にPOとして参加してみると
- プロダクトの価値を最大化するための行動の難しさ
- 限られた期間の中で、価値あるプロダクトを作るための優先順位付けの難しさ
- スクラムチームの自律性を重視したPOの立ち位置の難しさ
がスクラム開発の推進の妨げになるケースがあります。
今回の動画では、このようなケースに対して、POとして必要な視点について解説します。
ぜひ動画をご覧ください。
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- アジャイル開発支援サービス
イノベーションのサイクルが加速度的に短くなり、非連続的な変化が次々に押し寄せる社会になってきました。変化が激しく物事の予測が困難であり、はっきりした答えを出しにくい特徴があります。このような世の中では、社会に散らばる多様なニーズや課題を理解し、ソリューションを考える想像力と、実現するための想像力つまり価値創造力が求められれます。
新たな価値創造には、プロダクトのマネジメントがポイントになると考えます。
従来型のプロセスは、予測可能な課題を解決するために考えられたものであり、プロジェクトを計画どおりに実行することが重要とされていました。
一方、不確実な課題を受け入れ、自分たちで新しい価値を作り出すアジャイル型のプロセスは、プロダクトという価値をマネジメントすることに重きを置いています。
そこでキヤノンITソリューションズでは、長年にわたり培ってきシステム開発の実績と、WebPerformerの開発会社としてのローコード開発ツールを使ったノウハウと経験をもとに、「システム企画フェーズ」と「システム構築フェーズ」において「アジャイル開発支援サービス」を提供します。
システム企画フェーズ
お客さまの価値を創造するビジネステーマをヒアリングし、最適な開発手法を提案します。
システム構築フェーズ
認定スクラムマスター※によるコーチングにより、各社にマッチしたアジャイル開発によるシステム構築を支援します。
- ※認定スクラムマスターとは『Scrum Alliance』が認定している資格