- イベント・セミナーレポート
「画像センシング展2021」に出展
会場:パシフィコ横浜
開催日:2021年6月9日~11日
主催 :アドコム・メディア株式会社
キヤノンITSのブースでは、Matrox社製の高精度な3Dプロファイルセンサの実機デモや、昨年より好評のハイパースペクトルデータ処理ソフトウェア、ディープラーニングを活用した最新の画像処理技術を紹介しました。
中でも、本展示会では初お披露目となるxR活用ソリューション、キヤノンMRシステム「MREAL S1」の体験デモは、行列ができるほど注目されました。
また、新製品であるディスクリート製造業向けリーンマネジメント支援ソフトウェアも初出展し、コロナ禍にもかかわらず、多くのお客さまにご来場いただきました。
近年、製造現場では生産設備の性能向上や検査品質の重要性の高まりから、ありとあらゆる生産設備に産業用カメラやセンサが搭載され、生産状況の見える化、自動化による業務効率化、そしてデータ分析による歩留まりの改善に活用され始めています。キヤノンITSは、30年以上にわたりマシンビジョン製品を中心に画像処理ソリューションを様々な製造現場に提供し、お客さまの抱える課題を解決してきました。
今後もxR分野やハイパースペクトルイメージングなどの新しい技術を用い、製造工程における業務の省力化・効率化を提案し、お客さまの製品品質の向上に貢献していきます。
関連するソリューション・製品
- 画像処理ソリューション
製造業における外観検査や異常検知、食品・ 医薬品・化粧品などにおける異物検査や成分量の測定、物流業における資材配置の点検などの課題に対して、最先端のマシンビジョンシステムを中心にソリューションを提供しています。
画像処理システム構築に必要な産業用カメラ、産業用パソコン、画像入力・処理ボード、ハイパースペクトルデータ処理や画像処理ライブラリ、さらにカメラと処理エンジンが一体化したAIスマートカメラなど、各種素材を取り揃えています。
また、高い精度・高速処理が必要とされる各種検査機器、医療機器・印刷機器などに採用されたこれまでの経験を生かして、お客さまの課題やご要望をもとに最適な画像処理ソリューションをご提供していきます。 - FAソリューション
設備、現場から制御室、工場、エンタープライズレベルまで一貫した共通システム(ソフトウェアフレームワーク)を提供します。
「導入しやすく使いやすいパッケージソフトウェアを提供することで、現場力の強化を支援し、お客さまご自身による操業現場のスマート化の実現を支援する」――これが当社FAソリューション事業の最大のミッションです。
国内外で高い実績を誇るAVEVA製品は、そのような理念を体現する産業オートメーション用ソフトウェアフレームワークです。当社は業界をリードし続けるAVEVA製品をはじめとして、同様の高いユーザビリティを持つソフトウェアを独自に提供することで、IoT時代における、お客さまの課題解決や価値創出をお手伝いします。
「AVEVA Operations Control」
Edge to Enterpriseでオペレーショナル・エクセレンスの達成を支援
Edge to Enterprise(現場から企業レベル)でのデータ連携を支えるべく、パッケージ群をスイート化し、「AVEVA Operations Control」として提供しています。
IoT化やDX化が注目されている現在でも、多くの企業内のデータは、個々の現場で分散状態(サイロ化)で、ほぼ連携されておりません。また、産業システムオペレーションの現場では、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を控えるベテランが多くいます。そうした経験者の貴重な知識を保持する方法も待ったなしの状況です。
産業オペレーションに求められる変革は、従業員のコラボレーション・連携を促進することが必要です。各階層の人員がデータを中心として業務を行えるよう支援するデジタルソリューションを提供します。 - MRソリューション
現実空間に、開発中の新型車や建設予定の建物が、実際に目の前にあるかのように現れます。
キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。
- MREAL Display 1997年から開発がスタートし、これまでの様々なユーザーニーズの変化に応えて改良され、用途に合わせた2つの機種をご用意しています。
- MREAL Platform MREAL Platformは、MREAL対応表示アプリケーションとMREAL Display、その他デバイスを接続するMREALの基盤となる専用ソフトウェアです。位置合わせに必要な位置姿勢情報、センサシステムとの連携、カラーマスキングなど、システムの各種設定を行います。
- MREAL専用アプリケーション MREALの表示には現実空間にCGを表示するためのMREAL対応アプリケーションソフトウェアが必要です。キヤノン製のMREAL専用アプリケーションに加え、各種3D-CADや3Dソフトウェアに対応可能なアプリケーションラインナップをそろえております。
- MREAL Visualizer MREAL Visualizerは現実映像に3D-CGを表示する専用ソフトウェアです。MREAL Display装着者の位置姿勢計測情報を元に、現実映像に3D-CGを合成します。
- MR Plug-in for Unity
◆MRコンテンツ制作の作業効率を大幅に向上
多くの開発者に利用されているゲームエンジン「Unity」。
既存プロジェクトにインポートするだけで、Unityで制作した高精細3Dグラフィックスを手軽にMREAL用コンテンツに変換できます。
◆MREALの基本ソフトウェア「MREALプラットフォーム」の主要機能に準拠
自身の手を仮想画像上に重ねるハンドマスク機能、透明モデルを設定することで現実物体と仮想物体の位置関係を正しく重ね合わせるオブジェクトマスキング機能など、MREALならではの機能を標準的に活用できます。 - XVL Studio Pro for MREAL
XVL対応ハイエンド3Dビューワ「XVL Studio Pro」のMREAL向け専用ソフトウェアです。
「XVL Studio Pro」が搭載する多彩な機能(工程機能・干渉チェックなど)で表示したデータをMREALで確認できるようになります。
仮想空間においてより現実的に、車、建設機械、造船等の大規模製品や製造設備のデザインレビュー、デジタルモックアップさらに作業環境の検証やメンテナンス作業の体験等が行え、製造業はもとより、建築、建設土木分野まで幅広い分野での活用が可能となります。
・実際の組立工程順と連動したバーチャル工程検討
・作業者の部品組み付け時に、動的な干渉チェックを仮想空間で実現
・3Dモデルへ検証結果を直接記録
■販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
■開発元: ラティス・テクノロジー株式会社 - XVL Studio Hybrid for MREAL
点群データをそのままXVLとして取り込み活用可能な「XVL Studio Hybrid」のMREAL向け専用ソフトウェアです。点群を含む大容量の3Dモデルの検証がMR空間で行うことができます。
■販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
■開発元: ラティス・テクノロジー株式会社 - 人物合成映像システム