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大阪大学で情報セキュリティに関する特別講義を実施

リモートの様子

開催日/2020年10月22日(木)、29日(木)、11月5日(木)

当社のR&D本部は、大阪大学 大学院情報科学研究科で情報セキュリティに関する特別講義を実施しました。この講義は大阪大学の依頼により2005年より毎年実施しており、これまでに延べ400名を超える学生が受講。世の中の事例や産業界の動向などを解説することにより、専攻する学生が研究内容への理解をより深めることを目的としたもので、今年はZoomを使ったオンライン授業形式で計3回実施しました。

講師のR&D本部 言語処理技術部 部長 白川理は、セキュリティ関連の法律、実際に起こったサイバー攻撃被害の事例説明に加えて、民間企業の立場からの情報セキュリティリスクに対する考え方やリスクの評価や対策技術などを、具体的な事例を交えながら説明しました。

便利な仕組みである電子決済やWeb口座振替などへの不正アクセス事例では、事象の分析に加え、実社会の仕組みにおけるセキュリティ強化と利便性とのバランスの取り方の難しさなどを解説しました。

また、個人情報の不適切な取り扱いが招いた事例ではその問題点を説明。AIブームで個人情報を含むデータを分析するケースが増えているなか、学生にとっても身近な事例を用いて個人情報保護法でよくある誤解を説明し、本来は何を保護するものなのかを理解したうえで事業者や利用者が注意すべきことなどを解説しました。

キヤノンITSは、これからも自社のIT技術や豊富な情報セキュリティ知識・経験を生かした社会貢献活動を実施していきます。

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