- イベント・セミナーレポート
「Engineering カンファレンス2019」を開催
会場:キヤノン Sタワー(品川)
開催日:2019年9月20日「金曜日」
製造業向けのイベント「Engineering カンファレンス2019」を開催しました。
本カンファレンスでは、“デジタル”をテーマに、車載制御・画像処理・ロボット制御といった組込み開発を紹介しました。
またIoT、xR(VR,AR,MR)、PLM(Product Lifecycle Management)といった従来の3Dソリューションについては、「エンジニアリングDX(デジタルトランスフォーメーション)」といった新たな捉え方で紹介しました。当日は、約70名のお客さまにお集まりいただき、講演に加え、12の当社ソリューションを紹介しました。
講演では、名古屋大学 組込みシステム研究センターの高田広章教授より、「CASEが変える自動車の未来」と題して、自動車とソフトウェアの密接な関係や、将来のモビリティ社会について大変興味深いお話しをいただきました。
続いての講演では、キヤノン(株)の新谷悟主席より「キヤノンが取り組むAIを駆使した最新のマシンビジョンシステム」について紹介しました。
3つ目の講演ではPTCジャパン(株)の古賀奨マネージャーより、最新のARやIoT技術を組み合わせることで、これからのものづくりにおける設計・開発の考え方が大きく変化していくことを
デモ動画を交えながらご紹介いただきました。
当社は今後も、業務に役立つ多様な商品群や最新のITスキルを駆使した付加価値サービスとともに、お客さまの課題を解決に導く、時代に沿った製品・サービスの提供に努めていきます。
関連するソリューション・製品
- 組込みソリューション キヤノンの製品開発で培った様々な保有技術を活用して、自動車の車載制御システムから産業機器におけるFA(ファクトリーオートメーション)システムまで、幅広い分野のソフトウェア開発を実践してきました。また、これまでの経験に加えて、当社の得意とする画像処理技術やセキュリティ技術を組合わせた、先進的で具体的なソリューションやサービスをご提供いたします。
- 品質検証サービス
- xRソリューション(MR/AR/VR)
近年進歩の著しいxR(VR/AR/MR)技術。
「今までできなかったことができる」有望な技術として期待を集めています。
xRを単なる映像装置ではなく、業務に定着させて効果をあげ、業務革新を実現するためのソリューションとして提供します。 - IoT
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、PCに限らず、さまざまなモノがインターネットにつながることを指しています。
IoTが普及することにより、家電製品や建物、衣服や時計などのウェアラブルデバイスにも繋がり、さまざまな利活用ができるようになります。
インターネットでつながったIoT機器は、例えば、離れて暮らす家族の家電動作状況を通知させたり、建物であれば扉の施錠や解錠をリモートで操作もできます。
またIoT機器は、家庭生活以外の活用として、生産現場でも多くの利活用が進んでいます。
例えば、モノづくりをする工場や現場において、各所に取り付けられたセンサーから「データを収集」することができます。そしてクラウド上にその「データをためる」ことができます。そのためたデータを解析ツールやAIを使い「データを分析」をすることができます。そして、データを分析することで「予測や課題解決のヒント」が得られる可能性が広がります。
IoT技術の利活用が進むことで、モノづくり現場においては自動化や生産性および品質が向上し、豊かな社会を促進させます。 - 3Dソリューション
3Dソリューションとは、ものづくりにおける企画・デザイン、設計、生産までの上流工程プロセスを変革・進化させるためのソリューションであり、CAD・PLM製品を活用した業務改善をご提案します。
多くの企業で新しいデジタル技術を駆使して競争力を強化するべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが活発化しています。弊社はものづくり企業としての長年のノウハウと最新のITスキルを活かし、3Dソリューションでご提供するCAD・PLMとxR・IoTを有機的に繋げ、「エンジニアリングDX」としてお客さまのDX実現をサポートします。 - 画像処理ソリューション
製造業における外観検査や異常検知、食品・ 医薬品・化粧品などにおける異物検査や成分量の測定、物流業における資材配置の点検などの課題に対して、最先端のマシンビジョンシステムを中心にソリューションを提供しています。
画像処理システム構築に必要な産業用カメラ、産業用パソコン、画像入力・処理ボード、ハイパースペクトルデータ処理や画像処理ライブラリ、さらにカメラと処理エンジンが一体化したAIスマートカメラなど、各種素材を取り揃えています。
また、高い精度・高速処理が必要とされる各種検査機器、医療機器・印刷機器などに採用されたこれまでの経験を生かして、お客さまの課題やご要望をもとに最適な画像処理ソリューションをご提供していきます。 - FAソリューション
設備、現場から制御室、工場、エンタープライズレベルまで一貫した共通システム(ソフトウェアフレームワーク)を提供します。
「導入しやすく使いやすいパッケージソフトウェアを提供することで、現場力の強化を支援し、お客さまご自身による操業現場のスマート化の実現を支援する」――これが当社FAソリューション事業の最大のミッションです。
国内外で高い実績を誇るAVEVA製品は、そのような理念を体現する産業オートメーション用ソフトウェアフレームワークです。当社は業界をリードし続けるAVEVA製品をはじめとして、同様の高いユーザビリティを持つソフトウェアを独自に提供することで、IoT時代における、お客さまの課題解決や価値創出をお手伝いします。
「AVEVA Operations Control」
Edge to Enterpriseでオペレーショナル・エクセレンスの達成を支援
Edge to Enterprise(現場から企業レベル)でのデータ連携を支えるべく、パッケージ群をスイート化し、「AVEVA Operations Control」として提供しています。
IoT化やDX化が注目されている現在でも、多くの企業内のデータは、個々の現場で分散状態(サイロ化)で、ほぼ連携されておりません。また、産業システムオペレーションの現場では、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を控えるベテランが多くいます。そうした経験者の貴重な知識を保持する方法も待ったなしの状況です。
産業オペレーションに求められる変革は、従業員のコラボレーション・連携を促進することが必要です。各階層の人員がデータを中心として業務を行えるよう支援するデジタルソリューションを提供します。
- 車載システム開発
車載開発における様々なお客さまの課題を、当社の豊富な車載開発実績とソフトウェア技術力で支援します。
当社は複合機、デジタルカメラ等のキヤノン製品はもとより、産業機器、医療機器といった様々な製品開発の支援を行っており、一つの業界に留まらない技術や経験、ノウハウが蓄積されています。これらを車載開発支援という形でお客さまの車づくりをサポートいたします。 - 組込みセキュリティ 弊社はこれまで、コンシューマー機器、オフィス機器、産業機器、車載製品など様々な分野の製品開発に携わってきました。中でも暗号機能や認証機能の搭載といったセキュリティ関連の開発に力を入れており得意分野としています。様々な製品のセキュリティ向上に貢献してきた経験を活かし、お客さまの製品へ最適なセキュリティをご提供いたします。
- AI画像認識(組込み) 当社では、産業用カメラを用いた画像検査ソリューション、及び、ネットワークカメラを用いた映像解析ソリューションを提供します。
- 製造業向けデジタルデータ活用 製造業のDXを実現するには、お客様がこれまで作成してきた3次元CADデータをはじめとするデジタルデータを、PLMで正確に蓄積し整理することが必要不可欠です。整備されたデジタルデータで、IoT/xRでさらに活用強化することで、お客様のDXを加速します。