- イベント・セミナーレポート
日経産業新聞フォーラムで講演
会場:日経カンファレンスルーム(東京)
日本経済新聞社 大阪本社 カンファレンスルーム(大阪)
開催日:2019年6月20日「木曜日」(東京)
2019年7月4日「木曜日」(大阪)
エンジニアリングソリューション事業部 棚野が、日経産業新聞フォーラム「製造業のデジタル活用と進化」のセッションに登壇しました。
IoT(モノのインターネット)や人工知能により、産業や社会の在り方が大きく変容している中、製造業では工場内のあらゆる機器同士、あるいは複数の工場同士を通信で常時つないでIoT化し、生産の見える化・効率化を促進する「スマート工場」の概念が広がっています。本フォーラムでは、このような製造現場の先端動向を紹介することを目的に開催されました。
その中で「予兆保全・検査自動化の事例紹介と、監視・分析に留まらないこれから先のIT活用」と題し、監視制御ツール「Wonderware InTouch」と産業用データ収集・蓄積システム「Wonderware Historian」を活用し、ワインメーカーの製造ラインの操業状況を可視化した例など、いくつかの事例を紹介するとともに、製造現場に潜む課題認識とアイデアが最新のITと融合することで製造革新が生まれる可能性について講演しました。
会場は、ほぼ満席に近いお客さまで、講演後のアンケートでは、「ワインメーカーの具体的な事例がとても参考になった」といった感想のほか、「予兆保全の効果予測が難しく、予算化しづらい」という新たな課題も提起されました。
当社は、今後も製造工程をはじめ多彩な業務の省力化・効率化を提案し、お客さまの製品品質の向上・コストの削減に貢献していきます。
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多くの企業では、生産機器や製品から様々なデータを収集・蓄積していますが、そのビッグデータをどう活用すればよいか判らない、活用のための人材不足、ノウハウが無い、などの課題を抱えています。
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BIGDAT@Analysisは、統計解析や多変量解析といった専門知識を必要とせず、簡単な操作でビッグデータの可視化・分析ができるアプリケーションです。多くの属性・パラメータを含むデータ群(多変量データ)に対して、類似性を比較し、各サンプルの相関の強弱を、視覚的に認識できる二次元マップを生成できます。膨大なビッグデータを可視化する事で、新たな気付きを生み出し、さらなる詳細な分析を支援します。