EDI-Master DEX Business Server
企業間、企業内で発生するファイル転送型EDIに。
EDI-Master DEX Business Serverは豊富な機能でさまざまなファイル転送のニーズに応えます。
EDI-Master DEX Business Serverは、従来の「紙の伝票・書類」によるやり取りを効率良く電子化します。 EDI-Master DEX Business Serverを使用することで、ネットワークを介したコンピューター同士による、文書ファイルやデータファイル等の「電子的なやり取り」を、効率良く、かつ、安全・確実に、実現することができます。また、EDI-Master DEX Business Serverのさまざまな機能を利用して、社内システムとの連携など業務の効率化をはかることができます。
EDI-Master DEX Business Serverは、従来の「紙の伝票・書類」によるやり取りを効率良く電子化します。EDI-Master DEX Business Serverを使用することで、ネットワークを介したPC同士による、文書ファイルやデータファイル等の「電子的なやり取り」を、効率良く、かつ、安全・確実に、実現することができます。また、EDI-Master DEX Business Serverのさまざまな機能を利用して、社内システムとの連携など業務の効率化をはかることができます。
システム構成図
- 低コストなインターネットを利用し、セキュアなデータ交換を実現させたい
- 「紙の伝票・書類」によるやり取りを効率良く電子化したい。
- 文書ファイルやデータファイル等の処理を、社内システムと連携させて業務の効率化を図りたい。
- クライアントモジュールダウンロード機能で、展開コストを最小限に抑えたい
- 取引先に負担をかけずEDIシステム展開EDI-Master DEX Business Serverはクライアントモジュールとユーザーアプリケーションをインターネット経由でダウンロードすることができます。モジュールをダウンロード・インストールすればEDI環境を構築することができるので、新たなシステム投資やクライアントマシン1台ごとの設定は不要です。取引先企業に負担をかけず、EDI化を促進します。
- コストを抑えて導入・展開!ネットワーク・メールサーバーなどの、既存環境を使って構築できるので、初期コストを抑えて導入・運用することができます。
- 髙いセキュリティレベル!SSLやS/MINEによるデータの暗号化、クライアント認証機能を実装しており、ファイアウォールの設定変更。新規ポートの開設は不要です。セキュリティレベルを維持できるので取引先企業にも安心してEDIに参加していただけます。
各種通信手順に対応したファイル転送機能
EDI-Master DEX Business Serverの基本機能の中心は、ファイル転送機能です。EDI-Master DEX Business Serverで使用できる通信手順は、ファイル転送における送達確認や再送機能に対応した全銀HTTP/HTTPSプロトコル(独自仕様)、電子メールで利用されているSMTP/POPプロトコ ル、SMTP/IMAPプロトコル、またはAS2プロトコルです。(AS2プロトコルを使って通信を行う場合は、EDI-Master DEX Business Serverのオプション製品DEX Business Server extension AS2 connectionを別途インストールする必要があります。)
TLS・S/MIME に対応したセキュリティ機能
EDI-Master DEX Business Serverは、WindowsのCryptoAPIによりセキュリティ機能を実装しています。EDI-Master DEX Business Serverが提供するセキュリティ機能は、次のとおりです。
1.TLS(Transport Layer Security)のサポート
EDI-Master DEX Business Serverは、TLS v1.0、TLS v1.1、TLS v1.2に対応しているため、全銀HTTP手順、およびAS2による通信時、TLSによるサーバ認証、クライアント認証、暗号化が行えます。
・公開鍵アルゴリズム:RSA、DSA、Diffie-Hellman
・暗号アルゴリズム:3DES、RC4、AES
・メッセージダイジェスト:SHA1、SHA2
2.S/MIME(Secure Multipurpose Internet Mail Extensions)のサポート
S/MIMEによる暗号化/復号化、署名が行えます。
・公開鍵アルゴリズム:RSA
・暗号アルゴリズム:3DES、AES
・メッセージダイジェスト:MD5、SHA1、SHA2
自動実行が可能なコマンド実行機能
ファイル転送の開始や、ファイルの送受信の前後にコマンドプロンプトで実行する内容などをコマンドとして登録しておくことができます。また、登録したコマンドは、単独で使用したり、送受信と組み合わせて使用したり、設定した時刻に定期的に実行することができます。
定期的なコマンド実行を可能にするスケジュール機能
事前に登録したスケジュール情報に基づき、ファイル転送やコマンドを自動的に実行することができます。日付や時刻を指定しておくことでシステムの自動運転が可能です。スケジューリングのパターンは、「毎日」「毎週」「毎月」「毎月(第○・○曜日)」「指定年月日」「時間」があります。
Webブラウザ・ベースの運用管理機能
通信定義などのシステム設定や各種ログ・トレースの採取、ファイル転送状況の確認、などの運用管理がWebブラウザ・ベースで行えます。
システム連携を容易にするAPI機能
WindowsのCOMインタフェースによる各種APIを提供しています。
EDI-Master DEX Business ServerのAPI機能を利用することにより、業務アプリケーションやWebシステムなどと連携して、ユーザ環境に合わせたEDIシステムを構築できます。
簡便なクライアントモジュールダウンロード機能
EDI-Master DEX Business Server クライアントモジュール(全銀HTTP/HTTPS手順での通信に対応)をサーバからダウンロードしてインストールすることができ、展開コストを抑制できます。
設定作業を軽減するインポート・エクスポート機能
EDI-Master DEX Business Server付属のDEXマネージャを使用して、さまざまな設定情報をインポート・エクスポートすることができます。クライアントモジュールダウンロード機能とあわせて、設定管理者の負担を軽減し、展開コストを抑制できます。
EDI-Master DEX Business Server extension Access Manager
EDI-Master DEX Business Server extension Access Manager(以下、Access Manager)は、EDI-Master DEX Business Serverのオプション機能の1つです。
ユーザーアカウント機能の拡張と監視ユーザー機能を提供します。
Access Manager イメージ図
ユーザーアカウント機能の拡張
現在のユーザーアカウント機能に次の機能が拡張されます。
- 一般ユーザー・監視ユーザーによるパスワード設定機能
- ユーザー定義の有効 / 無効切り替え機能
- アカウントポリシー機能
ユーザーアカウント機能の拡張
EDI-Master DEX Business Server のファイル転送状況を監視するためのユーザーです。
監視ユーザーは、監視を行うことが目的のため、その他のユーザー(管理ユーザー・一般ユーザー)より機能が制限されます。
EDI-Master DEX Business Server extension Certificate Manage
EDI-Master DEX Business Server extension Certificate Manager(以下、Certificate Manager)は、EDI-Master DEX Business Serverのオプション機能の1つです。
通常、証明書の管理はWindows標準の証明書ストアで行っていますが、Certificate Managerを利用することにより、Windows標準の機能を利用せず、独自の証明書ストアによる証明書の管理を行うことが可能となります。
Certificate Manager イメージ図
証明書管理ツール
EDI-Master DEX Business Server extension Certificate Manager独自の証明書管理ツールです。このツールにより証明書の登録、削除等の操作を行うことができます。
ユーザーID、パスワードにより認証されたユーザーのみが証明書管理ツールの操作を行うことができます。
暗号化された独自の証明書ストア
EDI-Master DEX Business Server extension Certificate Manager独自の証明書ストアで証明書を管理します。
この証明書ストアは、インストールされているPC固有の情報を利用して暗号化されており、他のプログラムからの情報参照、および書き換えを行うことはできません。
ログ機能
EDI-Master DEX Business Server extension Certificate Managerにて操作された情報は、ログファイルに記録されます。
EDI-Master DEX Business Server extension AS2 connection
EDI-Master DEX Business Server extension AS2 connection(以下、AS2 connection)は、EDI-Master DEX Business ServerのAS2対応オプション機能です。
AS2 connectionを利用することにより、EDIINT AS2を使用した通信が可能になります。
暗号化・デジタル署名を利用し、インターネット環境におけるセキュアなEDIを実現します。
AS2 connection イメージ図
EDIINT AS2とは?
EDIINT AS2は、インターネット上で電子商取引(EDI)を行うための通信手順です。流通業界を中心に標準EDIの規格として策定された流通BMSの通信手順の一つで、暗号化技術や電子署名などを使用して安全な情報交換をすることができます。
EDIINT AS2のメリット
安全な情報交換
メッセージセキュリティ機能として、暗号化(Version 1.1)と署名をサポート
低コスト
物理的な電話回線やモデム等のハードウェアの管理が不要になり、低コストで運用が可能。
即時性
MDNによって送達確認が可能。
主な機能 EDIINT AS2を使用した通信
EDIINT AS2 を使用した通信について
EDIINT AS2は IETF※ が策定したインターネット EDI の通信手順です。
HTTP を使用したリクエストーレスポンス型通信で、データの暗号化や相手認証にも対応しています。
EDI-Master DEX Business Serverでは、HTTP リクエストと HTTP レスポンスを利用してファイルの送受信を行うことができます。
EDI-Master DEX Business Server extension フォルダ連携オプション
EDI-Master DEX Business Server extensionフォルダ連携オプション(以下、フォルダ連携オプション)は、EDI-Master DEX Business Serverのオプション機能の1つです。
フォルダ連携オプションは監視対象として指定されたファイルが検出された時に、指定したアプリケーションやバッチファイルを起動することができます。
フォルダ連携オプション イメージ図
データ監視機能
指定するファイル、またはフォルダを監視します。
監視されたファイル、またはフォルダについては、最後の書き込み更新がされた場合に、指定したアプリケーションやバッチファイルを起動することができます。
保守機能
フォルダ連携オプションの実行ログ、および実行結果を出力します。
EDIINT AS2 を使用した通信について
EDIINT AS2は IETF※が策定したインターネット EDI の通信手順です。
HTTP を使用したリクエストーレスポンス型通信で、データの暗号化や相手認証にも対応しています。
EDI-Master DEX Business Serverでは、HTTP リクエストと HTTP レスポンスを利用してファイルの送受信を行うことができます。