オブジェクト指向技術

オブジェクト指向は、プログラムの論理的な構造化を図るソフトウエア開発の考え方のひとつで、代表的なオブジェクト指向言語としては、C++やJAVAなどがあげられます。当社では、このオブジェクト指向技術を利用した領域に独特の技術・ノウハウを有しており、とりわけ、システム開発における、より高度な課題解決をご支援します。また、簡易言語から一般的な言語への変換ツールや、GUI構築基盤ツールなど、オブジェクト指向技術を駆使したツール群の開発も行っております。

第4世代言語(4GL)のC/C++への変換
GUI構築基盤ツール(図式エディタ・フレームワーク)

第4世代言語(4GL)のC/C++への変換

背景
Informix-4GL等の第4世代言語(4GL)は、開発生産性に優れているため、データベースアプリケーションを中心として数多く適用されてきました。しかしながら4GLの言語仕様は各ベンダ独自の為、全く互換性がありません。したがってシステムの更新時、何らかの事情で4GLを採用しなくなった場合は、別の言語に書換える必要に迫られます。4GLは非常に抽象的な記述が行えることより、これを3GLに書換えるには多大な労力が必要となります。

特長

  • 可読性を損なわない 言語変換を実現
    基幹システムでは、通常、永続的なメンテナンスが求められます。これは書換えた後のプログラムを理解し、改造する必要があることを意味します。そこで業界標準の第3世代言語の一つであるC++言語が持つテンプレート機能を駆使することにより、4GLと比べて遜色のない可読性を有する構文への半自動変換を可能としました。
  • 画面サブシステム
    キャラクタ端末上で、4GL使用時と同様の疑似マルチウインドウを実現するサブシステムを開発しました。エンドユーザーにとってはLook&Feelの変更がないので、従来と同様にシステムを利用することができます。
  • DBアクセスサブシステム
    4GL固有のDBアクセス機構をエミュレーションします。これにより変換上のギャップを極小化することが可能となります。
  • 注:4GLの全ての機能はカバーしていないので、個別にカスタマイズが必要となります。

適用可能先

  • 4GL(Informix-4GL等)のC/C++への変換
  • BasicあるいはリアルタイムBasicのC/C++への変換
  • 特殊な言語のC/C++への変換

導入効果

  1. 1.更新コストの低減
    作り直しに比べて、約1/3~1/5
  2. 2.可読性の確保
    変換前とほぼ同等の可読性を実現(行数比 1:1.1~1.2)。
    変換後も、従来通り、メンテナンスや機能追加が可能。
  3. 3.保守要員の継承
    当該システムを熟知した従来システムの保守要員が、オープン系の種々の技術を習得せずとも、継続して保守可能。
    (但し、オープン系の開発環境に慣れる等の最低限の教育は必要)

通常の変換方式と今回の変換方式の相違

プログラムの変換イメージ

GUI構築基盤ツール(図式エディタ・フレームワーク)

背景
市販のGUIビルダを活用すれば、図式エディタを比較的容易に開発することができます。最近ではMFC (Microsoft Foundation Class) を活用することにより、ある程度の範囲内であれば、安価に図式エディタを構築できるようになりました。しかしながら実用的な製品レベルまで仕上げようとすると莫大な費用と工数が必要となります。なぜなら、これらのツールの利用者はコンピュータの専門家であり、ワープロ並みの操作性を要求するからです。いくつかの例を挙げると、

  • 図形の大きさ合わせ
  • グリッド合わせ
  • Copy&Paste
  • フォーマットやフォント設定
  • 市販ワープロの貼り込み

これらは市販のGUIビルダではサポートされていない為、作り込みが必要となります。

特長

  • オブジェクト指向型図式エディタ・フレームワーク
    弊社では10年近いCASEツールの開発および実用化サポートを通じて、GUI構築基盤ツールに必要とされる機能やアーキテクチャに関して豊富な経験と技術を保有しています。そしてこれらを、オブジェクト指向技術を駆使しフレームワークとして具現化しました。

      [主な内容]
    • 図式オブジェクトに関する基本的な編集機能を完備
    • 専用ブラウザ(エクスプローラ風GUI)からのdrag&drop
    • 市販ワープロファイルの貼込みとインプレース・アクティベーション
    • サブクラス定義および差分記述による固有ロジックの埋込み
    • DB要素の変更・削除に伴う図式オブジェクトの見直し(細粒度のデータ統合)
    • 指定領域のCopy&Pasteはもちろんのこと、ファイル単位のCopy&Pasteも可能
  • 既存ドキュメントの流用機能
    いわゆるCASEツールの場合、通常、ドキュメントは一から作成・編集するものという仮定の上に構築されています。一方、一般的なワープロソフトを使用する場合、既存のドキュメントを検索・コピーして、必要箇所のみを修正して完成させるということが日常的に行われています。

    本GUI構築基盤ツールでは、あたかもワープロファイルのようにドキュメントファイルを取扱うことができ、このとき見栄え情報を含むビューファイルと共に、データベースとの関連も同時にコピーされます。そしてデータベースとの関連については、コピー先のデータベース内容に応じた見直しが対話的に行えます。

適用可能先

  • 各種のCASEツール構築
  • 各種のモデリングツール構築、レイアウトエディタ構築
  • 独自のワークフローツール構築
ソリューション
オブジェクト指向技術

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